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島田市の金物屋ですが、電動工具など修理もしますので、アップしてみます

バラ釘打ち機

バラ釘打ち機という物。

今では機械打ち用の釘はワイヤーやプラシートで繋がっていて、ロールに撒いてあるが、釘打ち機が出始めた頃は、ロール釘はまだ高くて、普通の釘なら○○円なのに、ロール釘は××円もする、打ってしまえば同じなのに。と、少し敬遠されてもいた。

これは、釘を一本機械の口に差し込み(磁石で止まるようになっている)、木に押し当てると、機械が釘を打ち付けてくれる。そしたらまた一本釘を差込み、という様に使う。

今では、そんな面倒くさい事をする人は無く、ロール釘の値段も、当時よりかなり安くなり、逆に、バラ釘は需要が無くなり、値上がりした。

しかし、その一方で、釘の代わりにビスが使われるようになり、ロール釘の出番も減り、在庫を持ちたくない大工さんは、少量ならバラ釘を使うし、長い釘などは、玄翁でトンカントンカン打つのも疲れるしで、バラ釘打ち機の出番は、無くなりはしないようだ。

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空気がシューシュー漏るという事なのだが、バラしてみても、決定的に悪いところが判らない。エアーの機械は電気の機械よりも悪いところが見つけにくいのだが、バラ釘打ち機は特に分かり辛い。

普通の釘打ち機は、パッキンが多少緩んでいても使えるし、動かない時は、大抵パッキンが破損している。しかしバラ釘打ち機の場合は、パッキンが緩んでくると、動かない場合がある。どこのパッキンがどんな程度緩んでいて、どのパッキンが原因なのか、サッパリである。

仕方が無いので、メーカーに出し、メーカーで修理してもらった。