エンジン刈払い機
いわゆる草刈機です。
「エンジンの出力が上がらないから、プラグを交換して」との依頼に
「お客さん、プラグを交換した所で、エンジンの出力が上がったりしませんよ」
などとは口に出して言えず、「はい、調べて直しときます」と預かりました。
ガソリンが空だったので、すぐにエンジンの調子を確認できません。
ガソリンタンクのフィルターやパイプに目詰まりが無いかだけ調べて、後は、ガソリンが調達できる翌日まで繰越。
次の日、ガソリンを入れてエンジンを掛けると、調子よく廻りました。が、しかし、暖機を終えても、チョークを戻すと止まってしまいます。チョークを少しだけ開けた状態で、中速までは気持ちよく回転があがるのに、中速から高速がどうも気持ちよく回転が上がりません。まさにお客さんの言う「エンジンの出力が上がらない」と言う症状です。
こんな症状は、プラグではなくキャブレターでしょう。キャブレターを分解して、穴という穴にスプレーしましたが、これと言った目詰まりは確認できませんでした。
ちょっと嫌な予感がしてきました。
別に悪くない所を分解して、余計に悪くしてしまう。といういつものパターンです。
案の定、組み立てたら、エンジンが掛からなくなってしまいました。
一つだけ、救いがあるのは、もしかしたら燃料パイプが悪いかも、という可能性が否定できないこと。パイプ部からガソリンがもれているのです。最初に確認したときには、目詰まりは無いことを確認しましたが、もれることは確認しませんでした。
祈りを込めて、パイプを発注して、入荷待ちです。
続きは次回。