ハツリ機のカーボン
ハツリ機が動かなくなった原因は、カーボン。遮断タイプのカーボンが使用してあり、ある所までカーボンが磨り減ると、徐々にではなくて、スパッと電流を遮断する仕組みになっている。
それはそれで、カーボンの交換時期が分かりやすいし、バチバチと火花が出て、他をいためる事が無く、とても有意義な装置。
早速カーボンの交換をと思ったが、機械本体の型番が分からない。
(多分私が)本体のケースを修理か何かで交換したときに、名盤のシールを貼っておかなかったんだろう。
(今写真を見てみると、名盤が剥がれた跡があるではないか。犯人は私ではなく、自然に剥がれた、だった)
メーカーに電話して、機械の特徴を言って型番を聞こうと思ったが「営業がそちらに回りますので、その時聞いてください」と煙たがられてしまった。
電話のやりとりで型番が特定できれば、営業が来る時にカーボンを持って来れるのに、営業が来た時に型番を特定したら、カーボンが翌日になってしまうじゃないか。
と思いつつも、営業が来て、型番を特定して、翌日カーボンを持ってくることになった。
そして翌日、営業がカーボンを持って来たが、
「あれっ。私カーボン間違えて持ってきちゃいました。明日またお持ちします。」
とケロッと言ってのけた。
カーボンの交換に、3日かかってしまった。
お客さんが持って来たときに、遮断用のピンを引っこ抜けば、あと数時間は使えたのにと、その機転が利かなかったことを後悔している。