インパクトドライバー
大工さんが建築現場でダダダダダダッて音立てているのが、この機械です。
インパクトドライバーといって、木ネジを締め付ける道具です。
今回はカーボンを交換してくれと言うことで預かりました。
しかし銘板がこすれて型番が判らず。メーカーに電話して機械の特徴を話して、カーボン番号を確定しました。
ちなみにカーボンと言っても形など様々なので、ちゃんと型番が判らないと交換できないのです。しかも、小さくなったカーボンを持って来て、これと同じのをくださいと言われても、実は良くわかりません。
カーボン実物よりも、それを使っている機械そのものを持って来てもらったほうが、機械の型番からカーボン番号を調べられるので、できるだけ機械を持参してください。
ところでこのインパクトドライバー、カーボンを交換して動くようになったのですが、スイッチを最後まで押すと止まってしまう。半押し状態ならば動くのですが。
早速スイッチの修理に取り掛かるべく分解。
そしてスイッチも分解
しましたが、「無断変速スイッチ」なので、中は電子的。スイッチを最後まで押した時に接触するはずの接点が中のほうに隠れて、うまく直せない。
何とかやすり掛けして、元通り組み立てましたが、うまく動かない。やはり「無断変速スイッチ」は修理ではなく交換になってしまいます。
カーボンの交換だけでよしとするか、スイッチも交換するか、お客様に確認中です。