町方同心になるには2
町方同心になるには の続きです。
着物着て、羽織着て、十手と刀の大小を挿せば同心に見えるだろうと。やってみた。
とりあえず着てみたんですが、刀挿した町人にしか見えない。
百歩譲って「お侍さん」「二丁ざしの浪人」。
羽織を着てるのに、同心だから羽織の裾を巻き上げているのに、ただの侍だなんて。
羽織が黒じゃないからいけないのか、着物が格子の黄八丈っていうやつじゃないからか、丁髷じゃないからか、それとも自分は何を着ても同心には見えないのか。
全て試したいが、レンタル衣装を値段が高いからって理由でやめた時から、コンセプトが「いかに安く」になってしまった以上、お金は掛けられない。
一番効果ありそうな「黒の羽織」を作ることにした。布代2mで約千円で購入。
本物の羽織を参考に採寸して、「遠目に見れば羽織」が完成。
羽織だけはおってみたが、「大売出しの法被を着たおっさん」に見える。
着物の上から着たらいくらなんでもそれらしく見えるだろうと、着てみた。
ややそれらしく見えたが、「紋」を作って、テープで貼ってみた。
これで八丁堀に見えなければ、もう打つ手は無い。
あとは、立ち居振る舞いとか、きりっとした顔つきにメイクするとか、「おや、八丁堀の旦那、こんな所で何を?」とかサクラの人に頼んで声を掛けてもらうとか。