エアーコンプレッサーの修理
エアーコンプレッサーの修理。
モーターが回転しないとの事。回ろうとするのに回れないという音がするので、シリンダピストンの焼きつきか、モーターの焼きつきだろうと、分解してみた。
手も工具も入らないような所にビスがあり、誰が設計したんじゃい!いったいどういう工具でここ締めたんじゃい!状態で、ここまでバラすのにも一苦労。
そして、
モーターをバラすのにも一苦労。カバーにはめ込まれているベアリングの軸の締まりばめを、プーラーを使わずに引き抜いたりとかした。
そして、モータのベアリングがダメというところまで行き着いて、軸を抜いた。
ある意味絶望。ある意味憤慨。
このベアリング、写真の上方向にしか抜けないのだ。ご覧の通り、軸に磁石が付いていて、抜けない、ベアリングの交換が出来ない。
本来、ベアリングとは壊れたら交換する部品であるはずだが、このたかだか千円もしないベアリングが交換できないために、約3万円のモーターごとの交換になってしまう。
これって、設計者の思惑通りなのか?
しかし、分解する工程を思い出してみると、ベアリングと磁石との間に、ベアリングを留める為の板ナットがあった。つまり、ハウジングに上からベアリングをはめ込む、板ナットでベアリングを固定する、下から軸を入れる(又は最初からはまっている)、上から磁石(駆動用)をはめ込む、さらに上から磁石(回転検出用)をはめ込み接着する。という工程で組み立てたられたのだ。
ゆえに、ベアリングの交換のみはもとより、軸のみの交換も出来ない。
なぜにこのような設計なのだろう。まさかM○Xの設計者が設計の基本を知らなかったからではあるまい。小型化とコストダウンの両立を図った結果なのだろう。
メーカーから修理見積を取り、ベアリングのみ、又は軸のみの交換が出来るようならいいが、安易にモーター交換しかないといってきたら、もうすこし自分であがいてみよう。